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【遊戯王 最強デッキ】十二獣や真竜デッキに共通した壊れカードの特徴とは。【週刊 環境デッキを追う番外編】

 

遊戯王では度々環境での最強カードはという区分を毎回決めておきたい感情があったりします。というのも毎回最強デッキを追いかけるにあたってのキーワードが欲しいから。

 

去年では【十二獣】。

今年は真竜とパワーカードの応酬で昨今ではカードバランスがおかしい事から、現在出張等が非常に流行っているのが事実なカードゲームと化していたりする・・・。

そんな中でこんな事が起きているのかなーと思ったら実は遊戯王の最強デッキってある意味そうなるべき共通点があったりします。

 

■ 遊戯王の最強デッキというか新デッキの共通項 その1  ルールを越えた能力を持つカードの登場。

 

遊戯王の新規カテゴリーの紹介を覚えていますでしょうか?

例えば、十二獣では1枚でのエクシーズなど遊戯王の新カテゴリーは特徴として遊戯王のコンセプトからたまに逸脱した内容のテーマが度々紹介されます。

当たり前のことなのですが、実はこういったカテゴリーには特徴があって遊戯王のルール内でのカード効果を活用したデッキと、ルール上では行えなかった事を行うという2つの紹介のジンクスが存在します。

 

 例えば、レイジングテンペストで紹介していたカテゴリーで見ていくと、公式では【古代の歯車】と【霊魂鳥】の2つが紹介されています。

新たに登場するモンスターは、相手にダメージを与える効果と「アンティーク・ギア」の融合召喚や展開をサポートする効果を持ち合わせ強力! また、ピンチに墓地の「アンティーク・ギア」を特殊召喚できる永続罠カードも登場!1ターンに1度発動できる効果なので、簡単には相手に隙を見せないぞ!

 

スピリットモンスターでもある儀式モンスターがエースモンスターとして活やくする新シリーズ「霊魂鳥」が登場!儀式召喚に成功したタイミングで凄まじい効果を発動し、 手札に戻る際には「霊魂鳥トークン」を2体特殊召喚して守りを固めるぞ!今までのスピリットモンスターとも組み合わせやすく、様々な可能性を秘めているぞ!

遊戯王アーク・ファイブ OCG レイジング・テンペスト

と各種2つのカテゴリーにはサポートという文字はあるものの効果を使ったり、儀式とスピリットが混合していたとしてもルール上それを活かせるカードの存在はありませんでした。

 

例えば儀式であっても、スピリットと一緒の為非情にシナジーを合わせたデッキであってるのは事実なのですが・・・一方で十二獣の効果を見て分かる通り【エクシーズを1枚で行える】というルール上絶対に無理であったようなものをコンセプトにしているものとは少し違う感じがするんですよね。

 

 

という点で実は環境デッキのカードを見ていくと、【十二獣】ではエクシーズを一枚で行えるという強みが。【真竜】では永続魔法等のリリースと何か遊戯王で今まで無かったルール効果を投入しているのです。

 

この【十二獣】が登場した時に若干気になっていたのが、最近の遊戯王って

 

「テーマがルールを壊す事」

 

がやけに増えているなーという点でして、それらのカードが出るという事は遊戯王の世界において『制限をかけていたけど悪用されるカードが4000種類以上も眠っている可能性を持っている』事に気づかされます。

 

 

遊戯王の【十二獣】の存在は言わば、【一枚でエクシーズを行うとどうなるのか】という試験段階のデッキなのでは無いかと思ってましたが、事故率の低さや展開に関しても無駄が無い事を見るとやはり性能は段違いな印象を受けました。

こういった何か今まで遊戯王でソリティアになるはずの無かった『ちょっとかみ合わないルール』という部分を壊しているテーマは大体最強デッキに入ると思います。

【真竜】・・・永続魔法や罠をリリース=アドバンス召喚なのにモンスターを介入させなくて良い。モンスターをリリースする為の召喚権を増やせるアドバンテージを増やすカテゴリー。

【十二獣】・・・1枚でエクシーズを行えるルールを無視した効果。

 

と、普通に考えると除去手段をもつ《十二獣ドランシア》を一枚で立たる事を行う為には他のデッキでは簡単ではなく、その上《十二獣の会局》による出張性能は様々なデッキに支配される世紀末になってしまったのです。

 

が、正直な話をすると十二獣もインフレする余地は十分にあります。この【十二獣】システムは完璧ではありません。

 

特殊召喚を多用する事ゆえに《命削りの宝札》との相性や、特殊召喚メタに対しては無力。

一応この【十二獣】にはエクストラを圧迫するという弱点もあり今後のリンク召喚などの問題を考えると、実は強いけど出張は難しいという判断を公式はしていたのかもしれません。

なので次に十二獣を超えたインフレが来るとすれば特殊召喚扱いにならない召喚方法でモンスターを出せるデッキが来たら全てが終わるでしょう。

うん。きっと来ない(´・ω・`)

 

最強デッキの条件 召喚権を増やすこと。

さて、その中で【十二獣】の次に登場したのが真竜でした。このデッキもまた遊戯王ではルールに関して若干のアドバンテージを持っているカードでアドバンテージ権を増やしているカードが特徴です。

 

で、最近気づいたんですが、【真竜】もそうなんですけど召喚権を増やすことに関して+アルファの効果を付与するカードが異様に増えています。

 

実は最近の遊戯王の環境デッキは最強デッキと言える性能を見極めるポイントに出張ができる性能かどうかというのが最大のポイントになっている気がします。

例えばこの顕著たる例が二重召喚というカードです。筆者は非常にこのカードが来たら危ないなーと昔から思ったことがあってそれが今回環境において顕著になってきたと感じてきました。

というのも元々遊戯王は召喚に成功した時と特殊召喚に成功した時で効果のアドバンテージの差が全く違う訳です。

例えば【ドラグニティ】ではドゥクスやサイバース・ガジェット等の吊り上げ効果は召喚時の効果のみ。これらの1枚で動けるカードの多くは召喚権を使うことで成り立っています。

しかしその均衡を崩したのが【真竜】の永続魔法や二重召喚のカードでした。例えばコード・オブ・ザ・デュエリストで登場した環境デッキの多くには召喚を増やせる《ジェムナイト・セラフィ》が登場していたりと多様性の中で召喚する回数を増やすというのは日々強力になっています。

 

一方でそれの最大の問題点として考えられたのが《サモンチェーン》でした。【トリックスター】の採用以降高騰しているテーマですが、このカードが取り上げられたのも1ターンに1度という制限をかけていないからという意味合いもありました。

 

 

とこうして見ていると遊戯王の最強デッキというのはいつも他のデッキでは出来ない事を平然とやってのけるテーマというのが何時も付きまとっています。

今までの9期環境ではそれらは特殊召喚という出張という形で見せてくれましたが10期からはきっとエクストラリンクという形で見せてくれるデッキが台頭するのかもしれませんね。

 

それではノシ

 

【特集 環境デッキを追うシリーズ】

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