『マリオカート ワールド』はSwitch1で遊べる?対応機種などを解説しています。
マリオカードワールドはSwitch1で遊べない
『マリオカート ワールド』はSwitch2専用ソフトであり、従来のNintendo Switch(以下、Switch1)やSwitch Lite、有機ELモデルではプレイできない。このニュースは、Switch1で『マリオカート8 デラックス』を遊び尽くしたファンに大きな波紋を呼んでいる。X上では「Switchでも遊べると思ってた…」「金が無駄になった」と落胆の声が上がる一方、新ハードの性能を活かした革新的なゲーム体験に期待する声も多い。
公式発表とその背景
任天堂は公式サイトおよび「Nintendo Direct」にて、『マリオカート ワールド』がSwitch2専用であることを明言。「My Nintendo Store」の商品ページでも、対象本体が「Nintendo Switch 2」と記載されており、Switch1(初代Switch、Switch Lite、有機ELモデル)では動作しないことが確認されている。
なぜSwitch1ではプレイできないのか?
Switch2の強化された処理能力と新機能に依存しているためだ。任天堂はSwitch2のCPU/GPU性能向上やメモリ増強を公表しており、『マリオカート ワールド』はこれらのハードウェアをフル活用。特に、広大なオープンワールド環境や最大24人でのオンラインレース、複雑な物理演算(レール走行、壁走り、片輪走行など)をSwitch1のスペックで実現するのは困難とされている。Switch1のチップ(NVIDIA Tegra X1)は2015年発売当時の技術であり、既に限界が露呈していた。
『マリオカート8 デラックス』でも高解像度化やDLC追加で負荷がかかっていたが、『マリオカート ワールド』のオープンワールド設計は、読み込み速度や描画負荷が桁違い。Switch2の新チップ(噂されるTegra T239相当)は、こうした要求に応えるための設計と考えられる。任天堂は互換性を犠牲にしてでも、シリーズの革新を優先した可能性が高い。
Switch2の体験会で『マリオカート ワールド』を試遊した知人の話では、「オープンワールドの自由度と24人レースの迫力は、Switch1では絶対に味わえない」とのこと。確かに、Switch1で『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のようなオープンワールドゲームをプレイした際、ロード時間やフレームレート低下に悩まされた経験を思い出す。Switch2への移行は、技術的必然だったのかもしれない。
Switch1非対応の理由
Switch1のハードウェアは、2017年発売の『マリオカート8 デラックス』ですらフル活用していた。『マリオカート ワールド』のオープンワールドは、広大なマップデータ、リアルタイム天候変化、24人対戦のネット通信を同時に処理する必要がある。Switch1のTegra X1では、ロード時間や描画の遅延が避けられない。
推論:任天堂はSwitch1での下位互換性を検討したが、オープンワールドの品質を維持するため断念した可能性が高い。Xの投稿で「元々Switch向けに開発していたが、Switch2で全要素を盛り込んだ」との開発者コメントが話題に。Switch1版を出す場合、コース数やキャラ数を削減する必要があったかもしれない。