2025年6月26日、小島秀夫監督による最新作『Death Stranding 2: On The Beach』(以下、DS2)がPlayStation 5向けにリリースされました。前作『デス・ストランディング』の続編として注目された本作は、メタスコア90点、ユーザースコア8.2という高い評価を獲得。プレイヤーの間でも「前作超え」との声があがっています。
本記事では、攻略の実践的なヒント、Wikiを基にした背景情報、レビュー分析、そして筆者の体験談を交えて、DS2の魅力と課題を深掘りしていきます。
攻略メモ|初心者~中級者が抑えておきたい実践ヒント集
荷物運搬は「固定」と「ルート計画」が鍵!
プレイ初日、筆者もまずは前作同様に荷物を背負ってオーストラリアの荒野へ。「ストランド」を使って荷物をバックパックにしっかり固定すると、川渡りや起伏の多いルートでも安定感が段違いでした。
特に気をつけたいのは、タイムフォールやゲートクエイクの影響で地形が頻繁に変化すること。筆者はこれで一度全荷物を流された苦い思い出が……。プライベートロッカーの活用とルート確認はマジで重要です。
新車両「トライクルーザー」は神!
序盤から入手できるこの三輪バイク、なんと走りながら自動でアイテムを拾ってくれる超優秀仕様。小回りも利くので、細い道でも大活躍。これがなかったらメキシコ編で詰んでた。
BTは「巨大ガイザー」が主流に
DS1では血液グレネードが重要でしたが、今回は血液ブーメランやMP弾が主力。とはいえ、基本は「隠れてやり過ごす」ステルス重視で進めるのが吉。筆者もノーマルモードでガイザーに捕まりかけて心臓バクバクでした。
モノレールと「ライク」は想像以上に重要!
モノレール建設は他プレイヤーとの協力が超楽しい要素。「誰かのために道を作る」ことが、これほどまでにモチベになるとは思わなかった…。筆者が設置したモノレールにライクがついた時の喜び、リアルに鳥肌立ちました。
ゲーム概要とWiki的情報まとめ
● 舞台はアメリカからメキシコ、そしてオーストラリアへ
サム(ノーマン・リーダス)は隠遁生活から再び旅に出ます。フラジャイル率いる新組織「ドローブリッジ」と協力し、絶滅を止めるための繋がりを再構築するのが今回の目的。主要キャラにはトゥモロー(エル・ファニング)、敵役には再登場したヒッグス(トロイ・ベイカー)も健在。ギレルモ・デル・トロやジョージ・ミラーら豪華ゲスト出演も話題に。
メタスコア&ユーザーレビュー分析
『Death Stranding 2: On The Beach』(DS2)は、メタスコア90(112レビュー)、ユーザースコア8.2(429評価)と、前作(メタスコア83、ユーザースコア7.4)を大きく上回る評価を記録しています。批評家とユーザーの双方から、高度に進化した「ストランドゲーム」として広く受け入れられており、2025年上半期のGOTY(Game of the Year)候補として名が挙がるほどです。
批評家の評価
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ビジュアルと技術:PS5の性能をフル活用したオーストラリアの美景や、天候・地形の変化が「グラフィックの最前線」として高く評価。
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ストーリーとテーマ性:哲学的なテーマに内省的な要素が加わり、「心に刺さる物語」と称される。
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ゲームプレイの進化:戦闘、装備、非同期マルチプレイの改善が、前作の「運搬ゲー」を新たなステージへ昇華。
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演技とキャスト:ノーマン・リーダス、レア・セドゥ、エル・ファニングらの演技に感情移入するプレイヤーが多い。
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Gaming Age(100点)
「前作を楽しんだ人は、ほぼ確実にDS2を愛するだろう。前作で不満だった点はほとんど改善されており、初めての人でも楽しめる可能性が高い。オーストラリアを舞台に、他のプレイヤーと道を構築する喜びは格別だ。『我々は繋がるべきだったのか?』という問いに対し、私の答えは断固として『イエス』だ。」
→ 前作のファンへの配慮と、新規プレイヤーへの間口の広さを強調。コミュニティ要素の進化が特に評価されている。 -
Daily Star(100点)
「おそらく小島秀夫の最高傑作。長く心に残る作品だ。」
→ 小島監督のクリエイティブな集大成として、物語や世界観の深さが絶賛されている。 -
Twinfinite(80点)
「完璧ではないが、前作を気に入った人にはさらに楽しめる内容。逆に、前作が合わなかった人には、DS2も響かないかもしれない。」
→ 前作との連続性を指摘しつつ、変化が限定的である点を冷静に評価。
批評家の総意としては、「Death Stranding」らしさを保ちつつ、技術面・構造面で現代的なアップデートが加えられたことが好意的に受け止められています。ただし、ゲーム性の根幹が大きくは変化していないため、前作が合わなかったプレイヤーにとってはやや入りにくいという意見も見られました。
筆者の感想
プレイして最初に感じたのは、映像の美しさと音楽の臨場感。マジで「そこにいる」感じがする。音楽プレイヤーで流れる「To The Wilder」、泣けるんすよ……。
一方で、トレーラーで話の核心が見えちゃってたのは残念。筆者はサムとルーの物語に感情移入してたからこそ、もう少し驚きが欲しかった。DLCか続編でその辺、頼むぜ小島監督!とはいえ、荷物運んで、構造物見つけて「誰かがここを通ってくれたんだ」と思える瞬間、これが「ストランドゲーム」の醍醐味だと再確認できた20時間だった。
『Death Stranding 2: On The Beach』は、前作の哲学を引き継ぎつつ、戦闘や環境表現、オンライン要素を洗練させた意欲作です。
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メタスコア90点は伊達じゃない
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ストランド要素は深化し続けている
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トレーラーの扱いとBTの単調さが課題
という三拍子で、良くも悪くも「小島監督らしさ全開」のゲームでした。
2025年のGOTY候補は間違いなし! DLCやアップデートにも期待しつつ、今はひとまずこの“繋がりの旅”を噛みしめよう。