2025年現在、可愛い見た目とは裏腹に、マスターデュエルでフルパワーで登場した際バースの「M∀LICE(マリス)デッキ」。今回は、実際に使ってみた体験を交えつつ、デッキの魅力や回し方、相性のいいカード、そして大会での活躍などをまとめてご紹介します。
【B・F(ビーフォース)デッキとは】反逆と昆虫族のシンクロテーマ
「B・F(ビーフォース)」は、風属性・昆虫族で統一されたシンクロ召喚を主体とするテーマで、アニメ「遊戯王ARC-V」に登場した攻撃的なデッキです。蜂をモチーフにしたデザインと、反逆の精神を象徴する展開力が特徴。後攻でのワンキル性能に優れ、バーン効果や複数攻撃を駆使して相手を一気に仕留める戦術が魅力です。
テーマの魅力
- 攻撃的な展開:シンクロモンスター「B・F-決戦のビッグ・バリスタ」の複数攻撃とバーン効果で、8000ライフを一気に削る爽快感。
- 昆虫族シナジー:「ビートルーパー」や「蕾禍」との混合構築で、環境適応力が高い。
- デザインの可愛さ:蜂モチーフのイラストが愛らしく、ビジュアル面でもファンを魅了。
【大会実績あり】B・F(ビーフォース)デッキの優勝レシピも続々登場
2025年のOCG環境で優勝したデッキレシピなどまとめ。特に「RAGE OF THE ABYSS」収録の新規カード(「B・F-革命のグラン・パルチザン」「B・F-神事弓のサチ」「武装蜂起」)がデッキの安定性を向上させ、Tier 2~3のポジションを確保。
【B・F(ビーフォース)デッキの回し方】注目カードと展開の基本を押さえよう
《B・F-神事弓のサチ》
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シンクロ召喚されるとチューナー扱い
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永続魔法を手札に戻して召喚権追加
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シンクロ素材時にバーンダメージ
このカード、使ってみて一番驚いたのはその柔軟性です。チューナーとして再活用できることはもちろん、《B・F・W》と併せることで「召喚→展開→シンクロ→バーン」という一連の流れが驚くほどスムーズになります。
《B・F-猛撃のレイピア》
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条件付きの自己特殊召喚&《B・F・W》設置
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墓地効果でレベル調整
初動カードとして最適でありつつ、制約も軽め。個人的に《革命のグラン・パルチザン》の召喚を意識した構築であれば3積み推奨。手札事故が怖いと思いきや、むしろレイピアを持っていることで安心感が増す不思議な立ち位置でした。
《B・F・W(ビー・フォース・ウィンド)》
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「B・F」召喚時にリクルート
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昆虫族にチューナー効果を付与
これは正直、昆虫族テーマを大幅に底上げする永続魔法。私の感覚では《ドラゴニックD》を初めて使ったときに近い衝撃でした。「チューナー化」と「サーチ」が同時にできるという時点でパワーカード。サチやレイピアと一緒に使うとほぼ確実にアドが取れます。
《武装蜂起》
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昆虫族をデッキから展開
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破壊時に《一斉蜂起》をサーチ
こちらはサポートカードでありつつ、将来的に【一斉蜂起】というカードが登場する伏線にも思えました。すでに私は《金満で謙虚な壺》でデッキ圧縮しつつ、このカードからレベル調整&展開という流れに手応えを感じています。
体験談から見る【B・F】の未来性
過去に【B・F】というと《毒針のニードル》などの地味な展開が中心で、決して派手なテーマではありませんでした。しかし今回の新規で、テーマ全体のパワーが「環境クラス未満・ローカル最強クラス」くらいまで上昇している印象です。特に「除外シナジー」が明確に用意されている点は今までの昆虫族では珍しく、《D.D.クロウ》や《天底の使徒》など既存のサポートと意外なシナジーを生むのも楽しいポイント。プレイングの幅が広く、単なるビートダウンでは終わらないのが魅力です。