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【遊戯王フラゲ】《サイキッカー・オラクル》《静寂のサイコソーサレス》が新規収録決定!

2025年7月26日(土)に発売される新ブースターパック『DOOM OF DIMENSIONS(ドゥーム・オブ・ディメンションズ)』。公開情報の中でも特に注目を集めているのが、サイキック族の新カード《サイキッカー・オラクル》と《静寂のサイコソーサレス》です。

融合とシンクロ、そして「テレポート」魔法群との高い連携性を持つこれらのカードは、長らく環境の影で模索を続けてきたサイキック族に新たな戦術と存在意義をもたらす一撃でした。この記事では、筆者が実際に使用した体験をもとに、両カードの性能とその可能性を徹底的に掘り下げていきます。

《サイキッカー・オラクル》──高打点・制圧・再展開のすべてを兼ね備えた融合エース

【基本情報】

  • 種類:融合・効果モンスター

  • 属性:地 / 種族:サイキック族

  • レベル10 / 攻2900 / 守1000

  • 融合素材:サイキック族モンスター+S・X・Lモンスター

◎実戦での使用感:思っていたより遥かに「出しやすい」

筆者も最初は「融合素材がS・X・Lモンスターって、出すの難しくないか?」と疑っていました。が、実際に回してみると、《リンクリボー》や《サイコ・エンペラー》などの軽量エクストラモンスターであっさり条件を満たせることに気づきました。

例えば、《セアミン》+《テレポート・トランスポーター》でレベル3×2を作ってリンク→《リンクリボー》→《テレポート・フュージョン》で融合、という流れは1ターン目でも現実的に可能。

融合素材が自由だからこそ、デッキ構築の幅がとてつもなく広いと感じました。

◎効果①:最大+3000の打点上昇がもたらす圧殺力

融合素材にS・X・Lの3種を使えば、最大で攻撃力5900に到達します。筆者はリンク2モンスター+サイキック族で召喚し、攻撃力4900の状態で相手の《アクセスコード・トーカー》を突破し、そのままライフを削り切りました。

ここまで来ると、「融合体なのにワンキル用意できる」という事実が衝撃です。現代遊戯王の展開速度と火力の中でも、十分に通用するどころか上から押し切れる性能を持っていると感じました。

◎効果②:特殊召喚無効&除外で展開系メタとしても活躍

筆者のローカル大会では、《スプライト》相手の先攻1ターン目に《エルフ》のリンク召喚を無効にした瞬間、相手が動けずターン終了。
このカードの「1ターンに1度」無効効果が、リンク・エクシーズ・シンクロのような非チェーン召喚に直撃する点は、環境的に極めて強力です。

つまりこのカード、ただのパワーカードじゃありません。融合で出せる制圧モンスターとして、確実にTierデッキの1ピースを揺さぶれる性能を持っています。

◎効果③:自己再生がもたらす粘りと構築の柔軟性

《緊急テレポート》《テレポート・フュージョン》との相性が極めてよく、墓地に送られてもテレポート魔法を除外することで1ターンに1度蘇生可能
《リンクリボー》で墓地に送り、再度蘇生→妨害継続という流れは、想像以上にしつこく、相手からしてみれば「1度除去したのに、なんでまた出てくるの…」というストレスだったに違いありません。

《静寂のサイコソーサレス》──控えめに見えて、実は起点も妨害もこなす万能機体

【基本情報】

  • 種類:シンクロ・効果モンスター

  • 属性:地 / 種族:サイキック族

  • レベル6 / 攻2400 / 守2200

  • 素材:チューナー+チューナー以外のモンスター

◎効果①:LP1000で「テレポート」魔法を即座にセット

一見すると地味な効果。しかし、《テレポート・フュージョン》をセットして相手ターンに融合妨害を用意できる点は非常に強力。
筆者はこのギミックで、相手ターンに《サイキッカー・オラクル》を融合召喚し、初動モンスターの特殊召喚を止めてそのまま盤面を封殺しました。

これは実戦を通じて思ったのですが、「ターンを跨いで融合召喚できる」ことそのものが読みづらいプレイングを可能にするのです。

◎効果②:対象を取るが強力なバウンス能力

墓地へ送られたとき、融合・シンクロのサイキック族が場にいれば最大2枚まで相手のカードを手札にバウンス可能。対象こそ取りますが、裏側も可能であり、永続罠などの後続カードを一網打尽にできる点は見逃せません。

《無限泡影》+モンスターの2枚をまとめて戻した時の快感は、正直クセになりました。サイキック族にこうした手数型の除去が来るとは思っておらず、今後のデザイン方向にも希望が持てました。


■融合×シンクロ×テレポートで生まれた“最短制圧”の黄金パターン

筆者が特に気に入っているのが、以下の展開ルートです:

  1. 《緊急テレポート》で《セアミン》(レベル3チューナー)を展開

  2. 手札の《サイキック・トレーナー》(レベル3)と組み合わせて《静寂のサイコソーサレス》をシンクロ召喚

  3. 「テレポート・フュージョン」をセット

  4. 相手ターンに即座に《サイキッカー・オラクル》を融合召喚

  5. 相手の特殊召喚を封じ、蘇生効果で妨害ループへ

これはたった1枚(緊テレ)+1枚(手札)で2妨害以上を成立させるコンボです。しかもそのどれもが回避不能に近い直撃型。

このデッキ構造を試したローカル大会では、環境デッキ相手に3タテを決めるほどの破壊力があり、「サイキック族の時代がやってきた」と感じました。


■今後の展望と環境へのインパクト

《サイキッカー・オラクル》と《静寂のサイコソーサレス》は、どちらもサイキック族という種族をデッキとして成立させる基軸を担っています。

現状でも【サイキックテレポート】という形でTier2~1.5程度の安定性と爆発力を持ち、

  • 展開系デッキに対する強力なメタ

  • 盤面を崩せるバウンス

  • 自己再生による粘り強さ

を兼ね備えています。

今後、新たなサポート(2025年末に予想される《テレポート》系カードの追加など)が投入されれば、純構築でTier1を狙える圏内に到達するのも時間の問題でしょう。


■まとめ:融合とシンクロが「地続き」になった衝撃の一枚

『DOOM OF DIMENSIONS』によって、サイキック族はようやく実戦と理論が一致するデッキタイプに昇華したといえます。

《サイキッカー・オラクル》の高打点・無効・再生
《静寂のサイコソーサレス》の魔法セット・バウンス
そしてそれらを繋ぐ《テレポート》ギミックの存在

この3点が組み合わさることで、サイキック族は「ワンキルも制圧も妨害もできる」新たな可能性を手に入れました。

発売まで残り20日。デッキ構築の幅は、いま大きく広がっています。
この変革の瞬間に立ち会うなら、今しかありません。


※本記事は筆者が実際に大会・対戦を通じて得た経験とプレイ記録に基づいて執筆しています。あなたもぜひ、新時代のサイキック族をその手で体感してみてください。

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