2025年10月16日の発売を控える『ポケモンレジェンズZ-A』。
海外の技術検証チャンネル ElAnalistaDeBits が早くもSwitch版とSwitch 2版の比較動画を公開し、その動作性能の違いが明らかになりました。本作は『Pokémon LEGENDS アルセウス』に続く完全新作として注目を集めていますが、次世代機Switch 2でのパフォーマンス向上が特に話題となっています。
Switch2は4K解像度&60fpsで安定動作。描画の緻密さも大幅に向上
まず大きな違いとして挙げられるのはフレームレートと解像度です。
Switch版では最大30fpsで動作するのに対し、Switch 2では安定した60fpsを実現。ドックモードではスケーリング4K(2160p)での出力にも対応しており、携帯モードでも1080pと高水準の描画を維持しています。夜間やエフェクトの多いシーンでSwitch版はわずかにフレーム低下が見られるものの、Switch 2では同じ場面でもフレーム落ちがなく、安定したゲームプレイが可能とのことです。
細部の描写力も進化。テクスチャや影の表現がより自然に
ElAnalistaDeBitsの比較によると、Switch 2版ではテクスチャの精細度が明らかに向上しています。
特に石床の模様や木々のディテール、キャラクターの顔の表情など、環境と人物の両面で差が見られました。また、コンタクトシャドウ(接地影)の品質向上や異方性フィルタリングの強化により、影や模様の輪郭がより滑らかに表現されています。
建物の屋上から眺める街並みの描画でも差が確認され、Switch 2版ではSwitch版では省略されていた煙突や細かな建築パーツが描写されていました。こうした要素からも、Switch 2の性能が確実に活かされていることがうかがえます。
Switch2エディションとSwitch1、どちらで遊ぶのがおすすめ?
『ポケモンレジェンズZ-A』を遊ぶ際、どちらのハードでプレイすべきか迷う方も多いでしょう。結論から言うと、より快適に遊びたい場合はSwitch2エディションがおすすめです。Switch2エディションでは、解像度やフレームレートの向上が体感できるため、ゲームの描画が滑らかで見やすくなります。
Switch1でも問題なく遊べる場合もある
ただし、それ以外の大きな違いはほとんどありません。
Switch1でも30fpsで動作し、ゲーム内容自体に制限はないため、フレームレートや細かい描写の違いを気にしない方であれば十分に楽しめます。もし現時点でSwitch2を持っていなくても、先にSwitch1版を購入して、後からSwitch2エディションにアップグレードする方法もあるようで、金額的にも大きな損はなく、発売直後に遊び始めたい場合には便利な手段です。
Switch 2向け最適化は“限定的”ながら効果的
任天堂公式の発表によれば、『ポケモンレジェンズZ-A』自体はあくまで初代Switchをベースに開発されており、Switch 2向けのグラフィック設定は大幅に変わらないとされています。
しかし、今回の検証動画ではフレームレートと解像度の向上がプレイフィールを大きく改善しており、これがSwitch 2版最大の利点といえるでしょう。
まとめ:Switch 2でのプレイが最適。滑らかな冒険体験を期待
総合的に見ると、『ポケモンレジェンズZ-A』をプレイするならSwitch 2版の優位性は明確です。
4K出力や60fps対応により、動作が滑らかになるだけでなく、ポケモン世界の自然環境や街並みをより美しく体験できます。
発売は2025年10月16日(木)。
SwitchとSwitch 2の両機種で登場する初の「ポケモンレジェンズ」シリーズ新作として、パフォーマンス面でも注目のタイトルとなりそうです。