デュエル・マスターズの『双龍覇王 モルトVERSUS』の優勝や考察を知りたい人へ。水/火/自然の三文明が交わる“新たなモルト”として《双龍覇王 モルトVERSUS》は、DMR「双龍ダブル覇王はおう モルトVERSUSバーサス」に登場した水・火・自然のトリプルシンボルを持つガイアール・コマンド・ドラゴン。
cip(登場時)と自分のターン開始時に「2ドロー+1枚超次元送り」から始まり、マナのドラゴン数に応じて超次元ゾーンからエレメントを踏み倒すという、極めて独創的な能力を持っています。
ジャストダイバーによって安全にターンを返せるのも魅力で、「盤面に残ってこそ真価を発揮する」一枚といえます。
オリジナル環境での使い方
オリジナルでは、手札に引いたエレメントを自力で超次元送りし、そこから毎ターン踏み倒す流れを作るのが基本です。毎ターンエレメントを叩きつけるドラゴン加速装置で、マナカーブなどを意識した
つまり《モルトVERSUS》は“手札交換と擬似マナ加速”を同時に行うカードであり、《葉鳴妖精ハキリ》を彷彿とさせるテンポアップ性能を持っています。
《双龍覇王 モルトVERSUS》の6コスト付近では単純に6は「中速〜中盤即決」の域にあり、マナ伸びの都合で5〜7マナ帯での勝負を左右する重要ゾーンでcip+ターン開始で毎ターン2ドロー+踏み倒しという継続効果は、同コスト帯の単発札と比べて長期的期待値が極めて高く、6コストで「即時の盤面獲得」と「次ターン以降の安定供給」を同時に得られる点が“頭おかしい”強さを持ってる印象でした。
-
《ボルシャック・栄光・ルピア》→《モルトVERSUS》で中盤の主軸へ
-
《流星のガイアッシュ・カイザー》《カツキング》らと相性抜群
-
ターン開始時能力で《ガイアッシュ》を安全に展開
体感として、マナが6に到達した時点での安定性が高く、「除去を受けない2ドロー+踏み倒し」というテンポ差が凶悪に働きます。
黒ガイアッシュ覇道との相性も優秀
安定5ターンキルを支える中核デッキの《黒ガイアッシュ》と並べた時の制圧力は凄まじく、2体の《ガイアッシュ》が立てば《クラッシュ“覇道”》をコスト1まで下げられ、追加ターン連打が可能になります。《海龍神クリスド》を組み合わせれば、呪文ロック+ドローで相手を完全に封殺可能。
筆者の体感でも、5ターン目の《モルトVERSUS》→《ガイアッシュ》連携から《覇道》を叩きつけた瞬間の爆発力は“鬼”としか言いようがありません。
【黒ガイアッシュ覇道】の爆発的展開を支える潤滑剤的なポジションにあると言えます。
アドバンス環境での使い方
アドバンスでは、超次元ゾーンの充実が《モルトVERSUS》の真骨頂を引き出します。
《爆銀王剣 バトガイ刃斗》でスピードアタッカー化し、一気に攻めへ転じられるのが最大の強み。ジャストダイバーを失う代償はあるものの、踏み倒し範囲が広いため「攻撃的なコントロール」として運用できます。
特に注目すべきは以下のような流れです。
-
《邪帝斧 デッドアックス》→《覇闘将龍剣 ガイオウバーン》→《銀河大剣 ガイハート》の連鎖展開
-
《勝利の覇闘 ガイラオウ》や《真なる邪悪 ザ=デッドマン》へ龍解してゲームを決めるルート
《夢双龍覇 モルトDREAM》では届かないフィニッシュ力を、《モルトVERSUS》は手中に収めています。
《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》や《バトライ閣》とのコンボも
2025年8月の殿堂緩和で再び使えるようになった《爆熱天守 バトライ閣》との噛み合いも見逃せません。
《切札勝太&カツキング》→《ドギラゴン剣》→《モルトVERSUS》→《バトライ閣》という連鎖は、まるで“勝太再臨”のような再現性。
さらに《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に革命チェンジすることで、相手の除去リスクを最小限に抑えながら《バトライ武神》に繋げる安定ルートも確立できます。
アドバンスにおける「突破と安全の両立」を体現した存在です。
[rakuten:ryuunoshippo:10109621:detail]
総評|モルト史上最も“プレイヤーの選択”が問われる一枚
《双龍覇王 モルトVERSUS》は、過去のグレンモルトが持っていた“連打”や“爆発”とは異なり、毎ターンの判断と構築力が勝敗を左右する知略型のカードです。
エレメント踏み倒し範囲の自由度、色の柔軟さ、そして2ドローによるハンド維持。どの要素も控えめに見えて実際には凄まじく噛み合っています。
冷静に考えると、6コストでここまでやれるカードは破格です。特に「モルト+ドラグハート」の組み合わせは、刃斗を乗せて突っ込む瞬間にゲームの流れを強引に奪い取れるため、「めっちゃ強い」は実戦でもほぼ間違いなさそうですが値段がその分高いなーというのが個人的な悩みですかね……。