ストラクチャーデッキR 闇黒の呪縛の3箱デッキの回し方の基本はリリースとモンスター利用。今後の出張枠として期待が持てそうだけど難しかったです。
2018年3月10日(土)に発売される『ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-』。その回し方は多種多様でありながらもストラクチャーデッキでの性能は結構評価が難しいというのが今回の印象でした。
実際ストラクチャーRのみの構築での性能を測るとこのデッキの安定性はあまり無いのですが、一方で既に考案されている人も多いのでお察しの通り改造すれば環境を狙えるほどの性能を持っているのがこのカテゴリーですが、いかんせん初期勢や様々なユーザーに取ってはまず3箱で組みたいもの。
その後に強力なカードを入れていけば良いのでは?という発想でもあるので、今回はのんびり3箱デッキの組み方と回し方を見て行きましょう。
■ 3箱デッキの基本と特徴となるカード達。
さて、このストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-の3箱デッキに関してなのですがフィニッシャーが多数存在します。
まずは表紙の《闇黒の魔王ディアボロス》。そして、それに合わせて《怨邪帝ガイウス》 《戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモン》の二枚も採用していかなければなりません。です。多分ん?となると思うんですが高打点による除去などを加味するとこの3枚を中心に組んで行かないと打点が足りないんですよ(´・ω・`)
もちろん終焉の焔を使ってのリリースを稼ぐ行為などが必要ではありますが、メインをディアボロスにしていって、各種切り札も出せていければというのが理想的なムーブになるのですが、『全てが揃うまえに妨害される可能性』も持っています。
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単純な話ですが先行では相手がモンスターを展開していないのでフィールド魔法の恩恵の1つを得れず、後攻では相手の妨害を受けるので単純に中堅辺りでは妨害が多く躓くことが多かったです。 後攻では、まずサイクロンや左の盆回し。こういった除去で魔法カードを墓地に送られてたり発動できないっていう状況を返す手段が無いのです。なのでモンスターを自力でなんとか展開してディアボロスを返していくのが基本になります。 |
もちろん妨害されないとなると話は非常に簡単。
闇黒世界-シャドウ・ディストピア-の活用と弱点。
まずはフィールド魔法の《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》を発動して各種新規カードの効果を使っていきます。
『効果のコストを相手の闇属性モンスターを利用できる』効果を活かし闇属性下級モンスターのコストを補いつつ相手のモンスターを除去していくのがポイントです。
新規カードの《悪魔嬢リリス》《悪王アフリマ》はその効果を活かせるカードで、ストラクチャーデッキRでは、相手のモンスターを利用出来る唯一のコンボカードです。
リリスが通常罠カードサーチ。アフリマはフィールド魔法・ディアボロスをサーチという役割を持っているので、それをメインにしつつ回していけば大丈夫です。
例えば、後攻であった場合・・・。
- 手札から《悪王アフリマ》を捨てて《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》 をサーチ。
- 《闇黒世界-シャドウ・ディストピア-》 を発動。《悪魔嬢リリス》を召喚し、相手のモンスターを利用して除去しつつ通常罠をサーチ
という動きが出来ます。このままでも十分に強いのですが・・・このリリスの効果は相手ターンでも除去が可能なので実質9期に流行った『フリーチェーンの除去』を狙えるように調整がされています。
ただし、安定性が非常に悪く『二枚のカードを守りきる』動きが大事な為運用がかなり難しいのはいうまでもありません。
一応更に展開しているというのであれば《闇のデッキ破壊ウイルス》を撃つことで、相手に『魔法での除去をさせない』という強みが出来て、磐石の布陣を立てる事が出来るのはポイントとして挙げて起きたい点でしょう。
闇のデッキ破壊ウイルス ノーマル SD21-JP034 【遊戯王カード】
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(1):自分フィールドの攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。 購入はこちら>>中古遊戯王/ノーマル/ストラクチャーデッキ暗闇の呪縛SD12-JP026 [N] : 闇のデッキ破壊ウイルス |
実際にフィールド魔法に依存してはいるのですが、そこら辺もちゃんと考えてあって自身をコストに効果を使えるモンスターもいますから多少の事故は気にならないように設計してる点に驚きました。
《悪王アフリマ》に関してもこのデッキで収録されていないテラ・フォーミングの代わりになってくれます。
《悪王アフリマ》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「闇黒世界-シャドウ・ディストピア-」1枚を手札に加える。
(2):自分フィールドの闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
この効果を発動するためにこのカード以外の闇属性モンスターをリリースした場合、
ドローする代わりにデッキから守備力2000以上の闇属性モンスター1体を手札に加える事ができる。購入はこちら>>《悪王アフリマ》
《悪王アフリマ》の効果は1・2どちらとも使える効果で悪夢再びでのアドバンテージ付き回収にも対応しています。なのでフィールド魔法を活かしつつモンスターを展開して行く・・・のがポイントになるかもしれません。ただこの3箱デッキでは自身で特殊召喚するモンスターが少なすぎる事が難点で、最終的にアフリマの効果を使い切るのは難しいでしょう。
やっぱりジェスター・コンフィなどを追加して積極的にモンスターを展開するデッキでないと活用は難しそうです。
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闇黒の呪縛 3箱デッキの弱点と改善方法。
中古遊戯王/ノーマル/デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズDBDS-JP040 [N] : 終末の騎士
まずは終末の騎士を入れて、増援を入れて。そしておろかな埋葬を入れようよ。これがまい。との会話の結果でした(笑)要するにこのデッキの安定性を上げるにはディアボロスを墓地に送るしかないのです。
ただこのディアボロスメインで動いてしまうと『墓地メタ』や様々な対策カードに引っかかってしまうでしょう。DDクロウもそうですが、サイクロンなどで魔法罠を割られたり刷る事が多く、改造が前提のデッキなのは分かっていましたが中々に苦戦を強いられてしまいました。効果は強いのですが、出張や改造が前提の作りのようです。
この点で手札誘発を入れてないぞ!っていう煽りは抜きにしても、誘発系を入れると今度はキーパーツの選定が難しかったりとこっちでも『クロウなだけに苦労』する事になりました。リリスの罠サーチは強力なのですが通常罠のセットの為、神のシリーズのセットが出来ない。また、フィールド魔法に依存している場合だと魔界発現世行きデスガイドからのリリスだけでは召喚権を使い切ってしまい、彼岸の様な理想的な動きがしづらかったという感じもあります。
意外とコンセプトを考えないといけないデッキというのを再確認した筆者でした。
デスガイドをウイルスの媒体にするのは結構良さげでしたね・・・と思いきや対応は死デッキとかしかないという恐怖。
闇黒の呪縛には、基本的に闇属性の下級モンスターでアドバンテージを取るのが基本でちゃんと活用方法があるんですけど3箱デッキでは相手の魔法罠を破壊する手段に乏しく、その妨害を受けやすいという問題が多々ありました。
ですがその分このデッキのシナジーや単体での出張性能。
および悪用される理由が分かった気がします。だって『それをメインとして使えるカードがそこまで入ってない』ってのが分かった上で回しているとこのディアボロス等の強みは『ついでで出てくる』という点なのですから。
1枚の墓地肥やしが相手の手札を消す手段となれば凶悪である事に変わりはありません。次はこの点を考えつつ、のんびり改善案でも考えていこうかなと思います。
それではノシ