最近サイファーデッキの核が非常に増えてきました。
以前は《光波翼機》サイファー・ウィングとあのブルジョワ高額カード《銀河眼の光波竜》の存在だけ。
良く考えればカイトがそれだけを使うという事は無く、デッキとしてもサイファだけで組むというのはかなり至難の技!
更に追い風として、ギャラクシーには既にギャラクシーという名称があって更に再録もされている状況のなかわざわざサイファーだけ使うのはなぁ・・・という気持ちもある為ですが、それ以前に種類が少ないわけです。
出来れば、このカードのレベルが4だったら・・・!
って思うほど少ないサイファー事情。ついに新規カードの登場です。
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■ なんかかゆい所に手が届いていないカードたち。
新規カードを細かくいうと、ランク4の光属性というエクシーズが出来るかと思えば展開するためにサイファーという縛りが追加されて全然動きづらいじゃないか!と叫びたい《光波双顎機》と、色々展開が遅いなぁと感じる《光波鏡騎士》です。
うぉっ!なんかまぶしそうな名前!!
このカードの特徴はとりあえず、サイファーの大型である
ランク8を出すためだけに作られたカード
という印象が強いのですが、元々そういった展開ではやっぱりフォトンやギャラクシーに株を取られていて、やっぱり微妙。
「あ、レベル4ならなんだかんだで事足りてるので大丈夫です」
って返されてもおかしくは無い。
特に、一番可能性があったのは光波双顎機ですが
という文字さえなければね。
これはこれでかなり惜しいんですよ。
《光波双顎機》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1600/守 800
「光波双顎機」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):手札を1枚捨てて発動できる。
手札・デッキから「サイファー」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「サイファー」モンスターしか特殊召喚できない。
一応このカードの回し方はサイファーデッキでの中心核です。
このカードを効果で出したあと(相手フィールドにエクストラモンスターがいる場合)他のサイファーを出して更に手札を1枚切ることで《光波翼機》を効果で出して《光波翼機》自身の効果でサイファーをレベル8にして出すという。
これかなり手札消費がやばいんですよ。
何より戦士族の《光波鏡騎士》でサーチが出来るわけでもないものを出せっていうんですからかなりきついです。じゃあその為のサポートカードって・・・って考えるとあまり無かったりします。
じゃあサイファーウイングこと《光波翼機》はなにかなーと思ったらこれも機械族。
ちょっと待て。サーチさせる気ないじゃないか(絶望)
あぁ、もしかして機械族レベル4で光属性を利用して海馬ストラクチャーのユニオン強化も混ぜてと言う感じなのでしょうか。
それはそれでかなり面白そうですが下準備が長そうすし、サイバー・エルタニンのコストくらいしか使い道が無いなぁ。
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かなりのんびりとした身内の環境なら、フロントラインでのんびりセットしたのを戦闘破壊されるのを待って、サイファーウイングまでの道のりは作れそうですね。
一応ですが、《光波双顎機》の効果でカードを出さない場合はランク4を立てることも出来ます。この段階ではメタっぽく相手の後出しでなんとか対処しやすいのでこの点は非常にありがたい。
特に光属性でランク4という事は、《輝光子パラディオス》 《武神帝-ツクヨミ》の制限を突破しています。え?あまり汎用性無いとか言わないでそこ。
■ こうなったらレベル4という部分だけでも生かすしかない。
という訳でかなり大変なことになっているサイファーデッキなんですが、この中にギャラクシーアイズを入れなくてもサイファードラゴンが出るというのは不幸中の幸いでした。
言ってしまえば、サイファードラゴンは高いけど他のカテゴリーは安いので廉価版カイトデッキとして活躍できるという可能性があるということです。一応銀河眼系列は高いカードが多いので・・・そこが差別化・・・だと言いたい。
一応機械族でレベル4.そして光属性のカードが2種類も存在するのはかなり大きな点だと思います。《光波翼機》《光波鏡騎士》《光波双顎機》で9枚しか最大で入れられないこのデッキで強化するとしたらランク8をどうやって出すかということでしょう。
ここで一応各種カード効果を確認しておきます。
《光波翼機》で対応している面白いサポートカードは、地獄の暴走召喚です。これにより三体出すことが出来れば、即座にレベルを上げてサイファーまでつなげることが出来ます。サイファーがいれば特殊召喚も出来る性能ゆえに出しやすく揃いやすいという側面は持っています。この点は、サイファーウィングの利点ですね。
また、《光波鏡騎士》はサイファーのサーチが出来ます。エンドフェイズ墓地に送られるだけと言うゆるい制限ゆえにエクシーズ素材にして速攻で墓地に送ることでも効果を発揮するのはかなり利点な感じはします。
《光波鏡騎士》 効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻 0/守 0
「光波鏡騎士」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「サイファー」モンスター1体が戦闘で破壊され自分の墓地へ送られた時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
自分の手札・フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送り、
その破壊されたモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから「サイファー」カード1枚を手札に加える。
サイファーでは主軸にはならないですがWIKIのとおりカメンレオンやデブリ・ドラゴンとは相性がイイのでちまちまアドを稼ぎつつサーチが出来ればいいかなぁという感じ。エクシーズやシンクロのカードが揃っていれば安価でのデッキ出来そうですね。
ここまで書いててなんとなく分かったのですが、このデッキ。
別に銀河眼の光波竜に拘らなければ・・・なんか回ってる気がしませんか?
本末転倒なんですけど、たぶん銀河眼の光波竜に拘らわずにランク4などでサーチしていき最終的に出せればおK!!って感じのデッキになりそうな気がします。
そうかんがえると駿河屋でこれ買わなくて良いんじゃないのか・・・?
いやいや。それはそれで本末転倒でしょう(笑)
実際今の環境ではレベル8を出せる手段は大量に存在します。
青眼はまず出せますし、聖刻に対してレベル8軸を作るほうが良かったりとサイファーを中心とした制限も無いのでかなり難しいカテゴリー。
特に面倒なことにサイファーの種類もそこまで多くありません。更に言うと種族もバラバラです。
そんな中でまずサイファーに求められるのはサイファーゆえの強みです。2000という数値を一気展開できるフォトンや、銀河系列でのシナジーがあるギャラクシーという7期や8期のほうが非常に優秀に見えてしまうのはどうしてもうーんと言わざるを得ません。
ただし、サイファー自体が墓地に送られた際にサーチが出来るカードが登場している以上なにかしら持久戦に特化したデッキになるのは必須。
更に言えば、強化がくれば輝くのは目に見えています。
しかし、《光波鏡騎士》のサーチ効果はどこからでも墓地に送れれば良いので、マスマティシャンでも入れておけば活躍できるんじゃないかと錯覚されるほど。
最近はサーチ合戦が主流でアドバンテージを単体で取っていくカードが多い以上、《光波鏡騎士》が鍵を握ってるかもしれませんね。他にいいコンボがあれば教えてください。
それではノシ