というわけで好例?の禁止制限の考察です。
どうも。最近プトレマイオスがいなくなって寂しいと思う私が通ります。
今回は2015年10月の禁止制限がようやく開放されたと言うことで、遊戯王の禁止カード等を色々見ていこうと思います。今回の制限改訂は英断が多く7月とは違った歓喜の声と一部からは悲観的な意見が聞かれるものが多くなりました。
特に2枚の禁止は大きな影響を与えたと思います。それは今回の感想。よろしければ見ていってください!!
■1 禁止カードに2枚追加!プトレとノーデン!!
うぉっとぉ。まさかの禁止かぁ・・・。と思ったのがこの2枚。といいつつもこの2枚は汎用性が高かったという事と、このカードを出せばとりあえず良いよという意味ではブリューナクに近いものを持っていましたから当然だと思います。
特にプトレマイオスは以前の記事でも、ランク5を気軽に出せると言う意味で征竜と同じ拘束力を持っていましたから今後はランク5も強化されていく方針なのでしょう。多分。
ノーデンも同じで簡易融合を制限にまで追いやった張本人。能力は強かったのでこれも妥当。これにより簡易製作制限解除になったのでこの部分も強化されたデッキも多いのでは無いでしょうか?私のデッキだと何かあったかな・・・・。
・・・プレアデスの補助とか?
■2 制限にバルブが帰還!シンクロも復帰する可能性が来た!
というわけで制限はこんな感じ。5枚が追加されています。
《E・HERO シャドー・ミスト》
《グローアップ・バルブ》
《慧眼の魔術師》
《深海のディーヴァ》
《影霊衣の術士 シュリット》
ここで驚いたのがグローアップ・バルブの帰還です。シンクロの強化に一歩繋がりました。これってライトロードの中に入れても普通に使えるし、ジャンドなどのシンクロンデッキでも強化に繫がる良カードなので採用を考えるデッキも多そうですね。
レベル1で墓地に入れば何時でも出せると言うのが昨今のインフレ環境には追い風の1枚でしょう。
そして制限といわんばかりに慧眼とミスト。そして水属性のシュリット・ディーヴァの追加。
特にショップでの4強を大きく潰した・・って印象だけどこれ魔術師そこまで痛手じゃないよね?うーん。でも、トップ環境の能力は大きく減ったと思います。どちらにせよミストはサーチする事でしか確実に手札には来ませんし、ダークロウに変わる闇HEROを手に入れる必要があります。マスク・チェンジでも打つ対象が変わってくるかもしれません。
逆にディーヴァはたつのこ等の即効ハンデスコンボに終止符を打つ感じでの登場なので、ネプトアビスを中心にした展開に何かを加える形になるのかと思います。後述のディニクアビスの復帰も相まって海皇が中心のデッキはある意味では強化されているのかも知れません。
ディニクアビスの効果も使いやすく、尚且つサーチが出来るのでネプトもしっかり持ってこれますが肝心のチューナーを出す展開が容易ではないのでレベル1をただ出すと言う怖さも持ち合わせているデッキに。私の海皇もですが、最初にフィッシュボーグアーチャーでシンクロを出して・・・という動きも合わせて闘っていく事になるんでしょうかね・・・。大会デッキではないのでこの部分は難しいです。
そして何故ヒグルミが規制されないのか。
■3 準制限もシンクロ強化の波?
準制限でも面白い開放になりました。間接的に強化されたデッキが多いです。
《クリバンデット》
《水精鱗-ディニクアビス》
《イビリチュア・ガストクラーケ》
《精神操作》
《月の書》
《光の援軍》
《封印の黄金櫃》
《闇の誘惑》
《竜の霊廟》
《六武の門》
《堕ち影の蠢き》
《死のデッキ破壊ウイルス》
ちょっと多いので、軽くピックアップを。
・よく見たらライトロードが強化されています。光の援軍の準制限とバルブの制限で少し強くなった印象でしょうか。墓地に送る効果を間接的に強化しているので、クリバンデッド・堕ち影の蠢きも戻ってきました。これでシャドールも強くなっているので、ダークロウとの除外に対応してどこまで制限しつつ戦えるかが楽しみですね。やはり、墓地依存系は運に頼るところもあるので安定性が欲しいです。
・闇の誘惑も準制限で帰ってきましたから、BFのような闇デッキの投入にも一考する事もふえるかと思いました。これだけドローソースの強化が多いのですから除外して効果を発揮するネクロフェイスのようなカードの登場が来るのでしょうか・・・無いか。
個人的に怖いのは門の帰還とかですかね。精神操作も戻ってきたので、エクシーズモンスターで無いとデメリットが大きいところも出てきました。また、ブレインコントロールとまでは言わないものの場を空けるという意味では怖いほどの征圧力を持っているカードですので油断が出来なくなりました。
というか制限から戻ってきたと言うことは、アルカナフォースEXのカードが出しやすくなったって事ですよね。え!?今さら!?ってカードですけどあのカードが使えるのは胸熱だわぁ。
4 制限解除には結構恐ろしいカードが。
制限解除を見るとさらに恐ろしいカードが勢ぞろいでした。
《E・HERO バブルマン》
《オネスト》
《混沌帝龍 -終焉の使者-》
《混沌の黒魔術師》
《BF-疾風のゲイル》
《マンジュ・ゴッド》
《フォーミュラ・シンクロン》
《発条空母ゼンマイティ》
《簡易融合》
《魔法石の採掘》
《転生の予言》
《奈落の落とし穴》
ここで見ておきたいのが、戦闘を介すカードや汎用性の高かったカテゴリーカードが多く復帰したことです。オネストの解除で光属性の戦闘は非常に怖くなりました。テラナイトの存在や汎用性のあるライオウには真価を発揮する構成です。これもライトロードには追い風かな?
他にもBFが完全復活。疾風のゲイルの制限解除で2600までのモンスターには単独で対応できる可能性が増えます。
これで怖かったダークロウの打点も恐れずに突破しやすくなりました。それと同時に制限が解除された奈落の落とし穴もすり抜けるので需要は多くなるような気がしますが、ここまで解除されても環境には追いつけないという暗示でしょう・・・。なんというインフレ。
総評。
結構カードが制限解除&禁止になった風潮ですが、結構環境は大きくは変わらないかなと思います。特にEMのヒグルミなどの制限が無いので、魔術師の慧眼の存在がどこまで変わるかで環境が変化する可能性が強いでしょう。
逆にHEROでは、マスクチェンジでバブルマンを選択に入れることも考慮しないといけないのかもしれません。水属性ではアシッドで魔法・罠を除去しつつ戦うスタイルも面白いかもしれませんね。ダークロウをどうするのかも気になります。ミストも制限なので、あるいみサーチが効きにくくなってる部分をそう補うのか。
ライトロードやシャドールは根本的なカードの強化ではないものの、援軍やクリバンデッドなどの墓地送りの効果が結構解除されている分強化かな・・・?後はオネストなどの戦闘面での強化やバルブなど、もしかしたらシンクロ召喚の強化のてこ入れがもう一度来る予感がします。
なんといっても、EMには何の制限もかかっていない為他の環境入りとは制限の大きさが結構違うような気もするのです。慧眼の制限は痛いけど、それよりもヒグルミの効果の大きさやペンデュラムの強さには全く制限なんてかかっていません。またまたEMには強化が入るので、恐ろしいテーマでもあります。シュリットなどの制限も痛いけど、やっぱEMには縛るカードが多すぎてなんとも言えないのが。
今後はこのEMの展開力&ペンデュラムの展開が基本的に勝るデッキが中心になる可能性が多いでしょう。環境の1つの基準としてのイメージが強くなったのです。
今まではプトレマイオス・ノーデンなどのカードが出せるかが1つの基準でしたが、これからはデッキカテゴリーとしての力を多く問われる事になります。
それはそれで良いのか悪いのか分かりませんが12月には新しいDDDのペンデュラムが来ますが、大抵の環境を取るのは6月のストラクチャーなので期待はしていません。こういうのがハッキリしている分なにかやる気も起きないのでここらへんの改善をお願いします。本当に。
でもプトレマイオスとノーデンの禁止は凄く珍しい英断だと思います。何度も言いたいです。
ただ、このカードを出せるかどうかで環境が変わるカードは日々増えてきているので、また壊れカードが出ることも視野に入れて考えないと駄目ですね。ですが、とりあえずファンデッキ環境ではとりあえずランク4はプトレという思考停止が減った分楽しくなるはず。
ただ、こういったパワーカードがない分元々のカテゴリーの強さが勝利につながるのでそういう意味では全体的な強化をもう少し増やして欲しいというのが一番の要望かもしれないです。ガスタやXセイバー。そしてネプトアビスのようなカテゴリー強化が進んでいる一方で未だに強化されていないデッキもありますからね。私のドラグの明日はどっちだ。
というわけで今回はここまで。
それではノシ