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【遊戯王 オッドアイズセフィラ 優勝デッキ考察@まい。】十二獣が相手だからこそ。マスタルール以降のセフィラはあのカードが刺さる!【週刊 環境デッキを追うvol12】


オッドアイズセフィラに関しての優勝情報。デッキ構築の解説や「オッドアイズセフィラ」および「シンクロセフィラ」の回し方について考察するページです。

 

現在【セフィラ】デッキでは主に出張カードとして《EMオッドアイズ・シンクロン》を選択肢に入れたシンクロ召喚について混合デッキを組むという形が生まれています。

 

実はセフィラデッキに関しては水面下で様々なデッキを考察していましたが、恐竜シンクロから一変しコレクターズパック2017(CP17)の発売以後大会で優勝する結果を聞くことが多くなってきました。

 

実際マスタールールにてペンデュラムデッキは弱体化していると言いつつも覇王眷竜を含め、DDDに関しても優勝はしていないもののまだまだ強力なデッキとして登場していますが、セフィラデッキが優勝したというのは驚きでした。

という事で今回は【セフィラ】デッキを始めシンクロ中心のセフィラデッキについて詳しく見ていこうと思います

■ そもそも【セフィラ】デッキに関してはマスタールールの被害は。

そもそもセフィラデッキに関しては今回の裁定において大打撃を受けたカテゴリーでした。というのも最大級のセフィラカードで採用すべき《智天の神星龍》がフィールドに出せなくなってしまった為です。

 

出せる事は出せるのですが、このカードは主にフィールドのカードのセフィラを3体リリースする事であり、『EXモンスターゾーンでの大量展開』で戦えなくなるデッキの中で大問題を起こしてしまったデッキでもあります。

なのでマキシマム・クライシスからの新カードに関して一番被害を受けたのはこのカードと言っても良いでしょう。

《智天の神星龍/Zefraath》 
特殊召喚・ペンデュラム・効果モンスター
星11/地属性/岩石族/攻3450/守2950
【Pスケール:青5/赤5】
「智天の神星龍」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「セフィラ」Pモンスター1体を選び、自分のエクストラデッキに表側表示で加え、
このカードのPスケールをターン終了時まで、そのPモンスターのPスケールと同じにする。
【モンスター効果】
このカードは通常召喚できない。
このカードがエクストラデッキに表側表示で存在し、
「セフィラ」モンスター3体以上を含む自分フィールドのモンスター全てをリリースした場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功したターン、自分は通常のP召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「セフィラ」モンスターをP召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「セフィラ」モンスター1体を特殊召喚する。

 

問題はここだけで無く、元々セフィラデッキは《竜星因士-セフィラツバーン》や《覚星輝士-セフィラビュート》を駆使しセフィラを破壊しつつ相手のカードも破壊。アドバンテージの損失を補う為のペンデュラム召喚という形である事から『元々のコンセプト』を覆さなくてはなりませんでした。

じゃあこの部分をどうすれば良かったのかと言うと十二獣と同じ『罠ビート』を中心とする構築。もしくは1枚で盤面を制圧できる何かがあれば問題がないのですが、セフィラはこれに特化した事で現環境のカードの制圧を止める事に成功したのです。

■ 現環境でのセフィラデッキ構築とは。

現環境のセフィラデッキでの参考を探しているとその中でセフィラで優勝しているデッキレシピを見つけました。

第31回 Busan フロンティアカップ 1位B - デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

哲会 in 竜星のあらしINワールド 1位 - デッキ詳細 - 遊戯王☆カード検索

主に【セフィラ】を中心としている他に《EMオッドアイズ・シンクロン》を入れているポイントに注目したい所。《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》等をシンクロ召喚に使ったりする【幻竜族】を中心にしている点が注目すべきポイントでしょう。

■ モンスター(21枚)

2 増殖するG
2 灰流うらら
3 幽鬼うさぎ
1 タツノオトシオヤ
1 イェシャドール-セフィラナーガ
3 宝竜星-セフィラフウシ
1 炎獣の影霊衣-セフィラエグザ
3 秘竜星-セフィラシウゴ
3 智天の神星龍
2 EMオッドアイズ・シンクロン

■魔法(15枚

3 セフィラの神意
3 調律
3 テラ・フォーミング
1 ブラック・ホール
2 コズミック・サイクロン
3 セフィラの神託

■罠(4枚)

1 セフィラの星戦
1 セフィラの神撃
2 竜星の九支

■エクストラデッキ(15枚)

1 スターダスト・チャージ・ウォリアー
1 エンシェント・フェアリー・ドラゴン
1 邪竜星-ガイザー
1 輝竜星-ショウフク
1 PSYフレームロード・Ω
1 幻竜星-チョウホウ
1 XX-セイバー ガトムズ
1 浮鵺城
2 源竜星-ボウテンコウ
1 瑚之龍
1 涅槃の超魔導剣士
1 真竜皇V.F.D.
1 リンク・スパイダー
1 ミセス・レディエント

■ サイドデッキ(15枚)

2 PSYフレーム・ドライバー
2 粘糸壊獣クモグス
1 海亀壊獣ガメシエル
3 PSYフレームギア・γ
2 PSYフレームギア・δ
1 ハーピィの羽根帚
2 サイクロン
1 盆回し
1 アンデットワールド

 

という訳で様々なセフィラデッキの利点を活かした回し方を見ていこうと思います。

セフィラモンスターの3枚採用を主に《宝竜星-セフィラフウシ》と《秘竜星-セフィラシウゴ》に固定!

 

まず今回のセフィラデッキに関しては《イェシャドール-セフィラナーガ》や各種セフィラパーツがあるものの、中心核となっているのは《宝竜星-セフィラフウシ》と《秘竜星-セフィラシウゴ》の2枚でした。この2枚を駆使しつつ《智天の神星龍》で盤面を形成。その後シンクロモンスター等で制圧するというのが基本的な流れになっています。

何故《宝竜星-セフィラフウシ》と《秘竜星-セフィラシウゴ》なのかと言うと様々な理由があると思いますが、まずシウゴは各種魔法罠を持ってくることが出来る=事故の軽減。フウシはチューナーに変化させる効果があるので、レベル9までのシンクロ召喚を行なえる優秀なカードと言っても良いでしょう。

 

特に今回フウシがデッキに戻ったとしても、セフィラシウゴの効果で《セフィラの神意》等をを手札に加えれば即座にサーチする事も可能になっています。これは主に《秘竜星-セフィラシウゴ》の効果なのでアドバンテージ的にも損失は無いので大丈夫です!

 

後個人的に考えたのは《EMオッドアイズ・シンクロン》の採用理由。

 

恐らくサイドデッキやメインデッキでの採用をみると《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》等とシンクロ召喚し、《邪竜星-ガイザー》をシンクロ召喚。その後破壊して主なセフィラカード等を持ってくる為だと思っています。その後、《タツノオトシオヤ》等の特殊召喚で盤面を揃えるのが主軸でしょうか(´・ω・`)

この回し方は以前にセフィラというより、幻竜族の回し方そのものなのでお察しの通り普通に現役の連続シンクロ召喚コンボへ繋げられる訳ですね。

《EMオッドアイズ・シンクロン》の重要なポイントは主にセフィラを中心としている中に召喚権を使わないって事も挙げられます。

 

セフィラの効果はツバーン等の場合どうしても召喚権を使っての牽制を行なうのですが、このデッキではP召喚をメインとしている事や《秘竜星-セフィラシウゴ》の効果の発動は主にペンデュラム召喚での起動なのでセフィラカードサーチからの~カウンターという意味合いでも使えます。言わば《EMオッドアイズ・シンクロン》の利点は1体だけでもPスケールにカードを設置しておけばシンクロ召喚が行なえるので、レベル5~8までのシンクロ召喚を自在に操れるようになりました。

エンシェント・フェアリー・ドラゴン》や《邪竜星-ガイザー》等のシンクロへ繋げる場合では、フィールド魔法をサーチする事に特化し後続の《セフィラの神託》をサーチする事や、一方で《源竜星-ボウテンコウ》からの展開で安定した盤面を作れるのがポイントと言えるでしょう。

忘れてはいけませんが秘竜星-セフィラシウゴ》の効果は破壊されてもサーチ効果が使えます。

それゆえに、《セフィラの星戦》や《竜星の九支》のコストとしてシウゴを破壊するともう一回効果でサーチが行なえるというわけですね。

これがセフィラデッキの強みの1つであり、コストがアドバンテージになるという強みの1つ。これでEXモンスターゾーンに秘竜星-セフィラシウゴが行くので、もう一度シウゴをペンデュラム召喚すれば《秘竜星-セフィラシウゴ》の効果が発動し、各種セフィラ魔法罠を持って来れるのが非常に強い!

■ このセフィラデッキが刺さる理由は主に《幻竜星-チョウホウ》があるから!

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そして今回環境デッキを追うの注目カードはこのカード。幻竜星-チョウホウです。

シンクロ・効果モンスター
星9/光属性/幻竜族/攻2800/守2200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):S召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカードのS素材とした「竜星」モンスターと
元々の属性が同じモンスターの効果を発動できない。
(2):S召喚したこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキからチューナー1体を手札に加える。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
そのモンスター1体と元々の属性が同じ幻竜族モンスター1体を
自分のデッキから守備表示で特殊召喚する。

 

このカードの特徴はシンクロ召喚の素材となった竜星モンスターの属性の効果を発動出来ないというもの。

 

さて問題のシンクロ素材にした竜星は何属性かと言うとまさかの地属性。つまり現環境の【恐竜族】と【十二獣】の明確なメタカードとなっているのです。

つまり十二獣の明確なメタカードとなっている他、打点は2900と《十二獣サラブレード》と《十二獣ヴァイパー》の二枚の打点を100上回っているので打点でも優秀。現環境を明確に封じているからこそ輝いている面白いカードとなりました。

 

一方で、このチョウホウは地属性のみ縛っているだけなので他のデッキはすり抜けてしまうのですが・・・《灰流うらら》等のカード等手札誘発を大量に投入できる事が幸いしボウテンコウ+九支での譜面でも耐え切れるのが特徴となっています。

 

 例えば【真竜】デッキでは相手が《ドラゴニックD》を発動した場合・・・。

こちらのターンでは《秘竜星-セフィラシウゴ》からの展開で各種《セフィラの星戦》を伏せておき、ドラゴニックDを破壊。コストでシウゴを破壊すると秘竜星-セフィラシウゴ》の効果でもう一度セフィラカードをサーチ・・・と、無限ループに近いカウンターを打ち続ける事が出来ます。

ペンデュラムテーマは今後『明確なメタカード』が刺さるとき優勝する!

今回動画等で確認しつつ判明したのはセフィラ等ペンデュラムモンスターデッキは今後環境において明確なカードが刺さる場合活躍するダークホース的役回りがある場合優勝する感じのデッキの立ち位置となりそうです。

例えばセフィラデッキの場合現在は十二獣の台頭により、地属性という特徴がチョウホウの効果に刺さった事でメタカードとして機能したのは言うまでもありません。

 

こういった面を抱えているのは全てのデッキでも言えますが、ペンデュラムデッキではそれらを回収し再展開する事に長けている事がポイント。

 

墓地からの特殊召喚や、複数帯出さずとも【手札誘発と制圧モンスター】の存在の2枚が要れば問題ない今の環境では、メタビートでも活躍できるようになっているのは事実。ソリティアに近い速攻環境の起爆剤となっていたEXモンスターゾーンでの制圧は無くなっているのでこういった1枚で相手のデッキの動きを封じるカードが重宝(チョウホウ)されていく時代になるんでしょう!・・・チョウホウなだけに(´・ω・`)こんな駄洒落を言えるくらいペンデュラムデッキの未来が明るくなることを期待して待ち続けたいと思います!

それではノシ

 

過去の週刊環境デッキを追うシリーズはこちら。

hukusyunyu.hatenablog.com