近年、遊戯王では星守の騎士 プトレマイオスのカードが非常に賛否両論の意見で話題になってる。というのも効果自体が強すぎるというのもあるんだけど、一番怖いのはサイバードラゴン・ノヴァまでの展開が非常に強力で安易という点にあったり、簡単に出すぎるという所だったり。どれだけクロス・オーバー・ソウルズをアタリくじばかりにしたいんだと思う。肝心のパッケージモンスターはアクセルシンクロに期待。レベル12だったらアクセル・シンクロンとで何か出来ればいいね。
そんな中、ネットの声ではプトレマイオス禁止にしろ!というコメントもあったりしてる一方で別にそこまででは・・・という声も。実は案外心の中はプトレはなぁと思う一方、パターン化してるいい環境なので実は結構面白い環境。
実際大会ではプトレ早出し大会にまではなってないと思うけど(身内環境ではそうでした)、そんなプトレマイオスは個人的感想では禁止になったほうがいいのかなと思うに僕は一票を投じたい。そう思う理由は大きく3つあって、それは過去の遊戯王でも同じような事になったという事例もあるからなんだ。
・これ以上ランク5で強力なカードが出せない。
昔の記事で書いてたけど、昔征竜が環境を握ったこともあるって言ってたこともあったけど、そのせいでランク7というのは結構粒ぞろいのカードしか出なかった。もし出ても制約が非常に強いカードばかりで全く動かせないという事もあった。特にあの頃強かったのは”ビッグ・アイ”で敵を奪いつつ・・・という最中そこまで強いランク7というのは出なかった気がする。
それもそのはず。ちょうどその頃はランク4の希望皇ホープが主人公のエースだったので碌に出ることも無いランクだった。なので、そのせいかランク7というのはあまり強化されなかったんだよね。つまり、レッドアイズは影ながらとばっちりを受けたことになる。
つまり、プトレマイオスが登場する=強力なランク5が出せない可能性があるということ。もう既にたくさんあるから問題になっているとか言わない。
・汎用性故に様々なカードがとばっちりを受ける。
一番の問題がこれかもしれない。遊戯王はとあるカードが強くなるとさまざまなサポートカードがとばっちりを受ける。特に征竜からレッドアイズ、竜の渓谷・竜の霊廟が制限になったのはすごいとばっちりだと思う。
べつに制限は仕方がないがこういったカードが制限になるのは果たしてどうなんだろう。結局サポート出てもファンデッカーはやる気が出ていないのではないだろうか。
特にドラゴン族専用のサポート故に数多くのファンデッキを復刻させたいはずなのにそれが出来なくなってしまう。専用のサポートも使えなくなるならそれは製作者サイドが金を出させてそれで規制するというパターンの定番だと思うし、近年のTCGは本当に勉強していない。
・このカードを出すための無個性デッキの”パターン”としての動きになってしまう。
プトレマイオスを出せば強い=じゃあ、それを出せばいいじゃない。
これってデッキの種類の意味はあるのだろうか。まぁ確かにヴェルズ・ビュートとか、アークナイトとかそういったカードは非常に重要だし。特に出さないデッキもあるしね。でも個性はなくなってくるのだろうなぁと感じる。
特に僕自身はプトレはあっていいと思う。今の環境が良くなっているのはこういった汎用性のあるカードがあるから割拠しているのであってデッキパワーを大きく変更させられたというのは大きな功績だろうけど、とりあえずプトレマイオスみたいな動きになっているのならそれは問題というわけで。
昔からサイバー・ドラゴンは”派遣”として非常に重要だったし、今の環境ではこれがベストなんだろう。おそらく次の制限で制限カードになれば使用デッキはテラナイトになりそうな気もするし、実は案外今の遊戯王が
「如何にカードを並べられるのか」
という点に重きをおいていると思う。
考えてみると、プトレマイオスはある意味では遊戯王のカードプールが引き起こした問題に近いもので効果もランクが上のテラナイトかセイクリッドだったら良かったのにといつも思う。これなら出るのはダイヤとプレアデスなので、ある意味ではストーリー的に問題はないかと。
こういったカードが出るのならこういったカードはたくさん出してほしい。中途半端だからこそ問題な訳で今その差を埋めるために遊戯王は一ヶ月に一回という更新スピードでボックスを出しているのだろうと感じた。
近々プトレマイオスの対策カードでもまとめてみよう。