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ルール変更の遊戯王引退はやむなしなのか。列を意識する&他のTCGと見比べると気づく3・3理論。解決法の追記。【影武者。遠出の旅から遊戯王記録。】

という訳でお久しぶりの影武者です。

 

最近は良い意味で多忙になり、様々なブログを各種協力者様のおかげで、ブログはのんびりと進んでおります。色々と難しい面もあるみたいで、難航しておりますが、元々筆者1人で進んでいる訳ではなかったから、実は今までとそこまで変わらないんですよね(´・ω・`)

 

とそんな訳で、数週間あまり遊戯王を触れなかったわけであります。

が、不意に遊戯王を引退した時の事を思い出してしまったので色々と書いてみようと思いました。

 

 

特に遊戯王の引退って私にとっては『やめるやめる詐欺』に近い物であり、私怨や飽きたなどの理由ではなく『他のTCGも遊びたかったから一時的に離れた』という方が正しいかもしれません。

 

果てはすき家でタマを貰いに、遠い地ではさくらを求めてただの『ツインテールマニア』と言われても仕方が無いのですが、そんな中で交流を持つ友人との会話であったのは、度々聞く「ルール変更での遊戯王引退」のお話。

今回もまた遊戯王を遊ばなくなりつつある友人等の意見が結構意外だったのでその話も交えつつ書いてみようかなと思います。

 

面白さと気楽さは別のお話。列を気にしないといけない遊戯王は結構面倒くさい。

 

元々遊戯王で《爆導索》を採用しなかった理由が多いのは『列で考えると非常に難しいというか気楽さを失うゲームだったから』というのがあります。元々このカードが登場する前では《突撃ライノス》とか、そういうカードで戦うのが主な戦い方でした。

 

しかし、一方でこういう列を指定するカードが多くなると『遊戯王』って非常に相性が悪いと友人は言うのです。

 

うーん、そういえば列指定って遊戯王はあまり聞かなかったけど、『他のtcgでは露骨な指定が合ったよなぁ』と。

と、他のTCGを漁って見てとある事に気づきます。

 

「あ、他のカードゲームってそういうの意識する場合3列までに固定されているんだ」と。

■ 他のカードゲームシステムは基本3列の固定だった。

まぁ、基本的な話なのですが遊戯王で、右のEXモンスターゾーンにって話す時点で気づくべきでした。遊戯王のシステム上列の指定は原則『プレイマットを意識していないと』出来ないのです。

 

というのも例えば、「ヴァンガード」では真ん中にヴァンガードを置き、左右にリアガードをおく事でプレイマットが無くても大体左右の配置で分かる事が出来ます。コレが非常に『分かりやすく、初心者であっても気にならないフリーさ』を生み出すのです。

 

ものすごくルールに厳しい人であれば、配置というのはかなり揉め事になりやすいもの。

良くみてみると他のカードゲームでも、同会社のバディファイトやヴァイスは勿論、デュエルマスターズと同じ会社で有名なウィクロスでさえもメイン枠は3・3での構成。

更に言えばゼクスでも真ん中にまーかーを置けば3×3の9マスで 構成されるんですよ。

 

その点、遊戯王は横に5マス。

しかも意識してか、リンクマーカーでの序盤はスピードデュエルであるという他のカードゲームと同じ3マスの横幅を採用しているんですよね。

友人はこの点を見て、『遊戯王は苦し紛れに新ルールを取り込んだ。しかしシステムを活かすにはペンデュラムを割き、他のカテゴリーの楽しさを奪うことでしか遊戯王の新ルールの土台を作れなかった』と言っていました。筆者は返す言葉もありません。

 

確かに遊戯王において『戦略が生まれた』のは事実です。

ただし、遊戯王を簡易的に遊ぶ事においてはかなりの欠点が生まれてしまったのも、また事実。ペンデュラム召喚の時でさえも大会では配置を工夫していた人もいたり『元々5×2というマス』が如何に理想的であったのか。配置の面倒くささを感じるキッカケとなってしまいました。

 

現在ではマスタールールに合わせて新プレイマットや、リンクマーカー専用のアイテムも販売されています。が、元々そういうのが無くても楽しめてましたし、ペンデュラムと違って『意識的に配置を気にするのは気楽さを失った』と考える人も要るでしょう。

 

いや最初から気にしてろよって人はこの際スルーしますが、数々のTCGがこの3・3理論を駆使して分かりやすくしていたんだなと思い知らされました。

数々のプレイヤーが問題点として挙げている部分と違い根っからのシステムの原因を突かれたのです。


テネセシート 遊戯王 プレイマット 新マスタールール リンク召喚 対応

 

真ん中にマーカーをおきました。そして、その横にはEXモンスターゾーンがあって、更にその右端には・・・って良く考えたら違和感が合ったんですがそういう事でした。

 

実際爽快感を求めるカードゲームやコンボ系のカードはデュエルマスターズ含めて何でも出せるのです。

と別に遊戯王をディスるつもりはありませんがこういう問題もあるという事を念頭に置いておきたくて筆をとった次第です。確かにリンクマーカーで戦略性が増えた遊戯王。しかしその裏では数々のカードゲームのシステムのルールを超えたものがあったのだと気づかされました。

 

それではノシ 

追記 もし3・3以上のマス以上のゲームはどうすれば良いの?

少し考えてみましたが、遊戯王において『3×3』の構築が出来ない場合どうすれば良いのかという話をしていましたが、実は逆に言えば『戦略と回し方』に特化すれば良いゲームにしてしまえば良いという事ですね。

 

昨今ではマスタールールの登場以降、回し方や1枚で○○と言った動画が急増しました。コレは『一部の層が回し方を考察し、遊戯王で一部の人が思いつかないような動きを考えられる用になった』事の裏返しでもあります。

勿論今までと変わりませんが、2マス稼動範囲が増えた事で大会とは結果で繋がらなくても楽しめる用になったのはいうまでも無いでしょう。

 

こういった1マスの追加による列ギミックは今までのボードゲームでは多々ありまして、将棋や囲碁のように考察しやすいゲームになったと言えます。

 

ただし、その分ユーザーの敷居が上がったのもまた事実。故に遊戯王では1枚のアドバンテージを取る為に『無駄な動きを省いたもの』が勝利に直結する分かり易い仕様になっています*1が、それをユーザーが受けるのかが問題点。

大型店舗で遊戯王のユーザーが・・・と言う呟きも見られますが、様々な層を受け入れているからこそ盛り上がった遊戯王。マニアックな戦術路線を導入し、ユーザーに受け入れられるデッキを増やせるかが今後の課題となりそうです。

 

 

*1:所謂妨害を受けないことも理由に入ります