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漫画村「閉鎖」。無料での提供の依存と偽善・現実のネットユーザーたちの反応は。

漫画村という漫画を無料で読めるサイトが11日からサーバーダウンし見れなくなっているという事態を聞いた。

海賊版サイトは年々増えていってるのが現状で背徳感を感じながらも利用しているというユーザーが後を立たないのは事実だが、その一方で『無料の提供』を当たり前の様に感じている人は多い様な気がした。

 

昔からブックオフなどの立ち読みに始まり、糾弾を受け続けるような話ではあるのだが、ここで一度整理して考え直さなければならない事態なのだと思い立った。違法動画や著作権に関してはニコニコ動画からそういう罪の意識は既に失われているのかも知れないとも思ってる上、著作権に関しては『宣伝材料になるんだから放置』という意味で同人業界は成り立っているという面もあって『作者に都合が悪ければ削除』という世界観は筆者的に嫌いじゃない。

 

一時期2017年には、海賊サイトの「はるか夢の址」が摘発の件もあったし音楽業界ではニコニコダウンロードのサイトも逮捕されている現状で『先に稼ぎきったもの勝ち』になっているのも事実だろう。悪名を残したとしてもネットビジネスというのはそういう稼ぎきったもの勝ちという風潮を消せない限りこういったサイトが消える事は無いとは思う。

 

無料違法には無料で提供するという『デフレサービス時代』

運営的にじゃあ何をしているのか。対策は?という話だが違法データの流通に対して『無料で提供するスタイル』が現在流行している。いわば広告費で賄うという方法だ。

Youtubeですらも昔は蔑まれていた時代もあったのに今では公式が参入し宣伝を行なうというストリーミングサービスを開始したりと『意外と公式も売れる方法であれば何でもする』っていう方針を感じることは多く、定額視聴サービスなど『継続的にお金を徴収するシステム』に切り替えているのが現状。しかしそのお陰で昔よりも景気が良くなっているなら別だ。

音楽業界に関してはストリーミングでアメリカは好景気となっており結果的にこういった無料のシステムは成功している。つまり漫画村の様なノーコストで無くても利益が発生しているという事実まであるのは非常に喰いつくたくなる人もいるだろう。読者は損せず、クリエーターは儲かる。

更にビジネスとして成功しているのであれば『副業として個人でも食べれる』時代へと来ている事も明確であり、今後会社等に依存せず無料で提供しながら広告費で賄う人も出てくるのではないだろうか。

あ、後大事な話だけど『音楽業界が儲かっても個人が儲かるのか』は別の問題。カラオケでお金がじゃんじゃん入ってくるとかそういう大手さん以外の意見を聞きたい。

 

 

結局著作権とかそういう権利の暴力に走る人も多い。

一番考えなければならないのは漫画を書いた人がどう思っているか。これに尽きると思う。正直私たちユーザーが違法だ!と糾弾していても関係ない事実だし第三者の意見となりがちだ。もし全くの無名の漫画家がいて、こういう無料サイトに載ったときに『やった!自分の漫画がサイトに乗ってる』と喜んでいる人がいるのならそれはそれで成功だったとも思えるし、出版社等が動けるのかって話は消費者1個人の意見は大抵『右に流れる意見しか出ない』というのがネット民の常である。

 

そして大抵漫画村の批判をする流れで「じゃあお前ようつべで違法動画見なかったの?」っていう批判を行なう人はいるが実際大きな声で批判しているのは『その関連業者』である事が多い。

僕らが正当にコストを支払っているのに無料で提供してズルイ!だからあのサイトは違法だ!と声を張り上げているようにしか僕は見えないし、実際違法な面もあるから消費者の一部はそうだと声を上げる一連の団結だ。でもそのサイトや関連記事を見るだけでアクセスを稼げているという事実もあって、全てが宣伝の1つとして動いている話も考えらないといけないとは思う。この記事だってその1つでは?と言えばなんとも言えない気持ちにはなるけど、実際ネットの話や話題性はこういった問題しか起こりえていない。

 

逆に漫画村に関して無関心だったら良かったのでは?という話もある。炎上商法と同じで『名前を聞いたからそのサイトに興味が出てくる』という話もあるのではないか。結局は漫画村に利用された宣伝コンテンツとして利用されて、ユーザーの獲得を増やしたのは間違いないだろう。

かくいう自分はと言えばちゃんと閉鎖してから話題にしようとは思っていた。こういう話は正直無関心で尚且つ漫画村の閉鎖を確認してから描きたかったと思っていたしちょうど良いかなぁと思って筆というかキーボードを取った。

これらの規制が入ったと言うことは『無料で提供される公式』が今後登場するという合図だろう。

実際の所海賊版が出回る事で個人の利益がグッと減るのは恐らく『声や生命を出せない地位がない個人』という話で、大手はどうせ安定しているし中小クリエーターがどう思うかで考えた方が良い話題だとは思う。

実際売り上げが減ると感じるのはワンピースなどの大手漫画等で、名前すら知られていない漫画の売り上げは知名度が上がるかもしれない。どうせ無料で読む奴は『結局買わない』ってのが筆者の持論でその証明を今の業界が証明していると思う。 

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無料で提供されるものを貧乏ものの娯楽として捉える人もいるのだろうが、そういう問題ではなく今後漫画ミュージアムのネット版のような定額サービスの漫画提供サイトが登場する可能性は大きい。

そういう層が増えたならその層に向けた商売を提供するのが商売とも思えるし、ユーザーの意思はドンドンソシャゲや動画サイトのように『個人が時間を作ったコンテンツを無料で見れる事に違和感を感じてない』人が増えるようなコンテンツを量産しているのも事実。

 

人が作ったアイコンをツイッターのアイコンにしている人もそうだし、そういった著作権や物に対して全ての人が権利を主張すれば衰退するのは目に見えている。だからといって利益が出なくなった瞬間に糾弾し、都合の良いようにユーザーを利用している今の業界も若干の違和感を感じた。結局何時の時代も自分が利用してきた積み重ねてきている常識を1から見直せる奴はそうそういない。

 

転売とかもそうなんだけどモラルと法律を吐き違えている人は多く、その一方で第三者がコンテンツを利用する事に違和感を感じない人が多い世の中で法律ではなく個人論で反論が多いのは日本人の良心だと思った。