昔のニコニコ動画って面白かったよなという声が各所で聞かれるようになりました。なんとなく気づきましたが、すでにニコニコ動画にも懐古的な発想が出始めているということです。
それは一概に悪いことではありません。というところから今回の話題は発信していこうと思います。ニコ動もそうなのですが動画のクオリティはあがってるけどコメントの質は下がったという意見もあります。実際最近のネットでは無料のものが非常に多くなりニコ動でもそのクオリティを普通に求める消費者が増えてきました。いや、閲覧者というべきなんでしょうか。
この問題って本当にクオリティを求めるけど、製作者側がお金なくて1クールしか作れる中途半端な未完で終わったりする宣伝アニメと化している昨今の業界とそこまで変わってないでしょう。クオリティをあげているというのはクールジャパンの意気込みで分かるのですが、本当に消費者サイドの質が伴っているのかといえばNO。
案外コメントの質が下がったと思う人は多いはずです。
じゃあ何が変わったんだよ!!という人はちょっと続きを見てみてくださいな。
■ 時代は変わった。
これに尽きます。というのも、ニコニコ動画が発祥になった時と今では全然違うのです。ニコ動が、誕生した時代ではまたハルヒやらきすたの時代で3Dに関してもまだまだ研究中の状態でした。
くだらない内容が多いものの、動画に愛があった。
というのもこの時代はアニメ自体に優劣をつけない時代で今で言う
という言葉が無かったし、まとめブログなんてのも無かったからへんな誹謗中傷は結構掲示板でとどまってた気がする。といえば炎上しそうで怖いので擁護すると、今の動画に比べてまわりの情報量は結構少なく、インターネットの普及数も以前より弱かった(ガラケーでもニコニコを見ている人は少ない時代?)の為、こっそり好きな人は見るというイメージが強い。
ただ、クオリティがあがって当然という消費者の目は絶対に変わってます。
この時代・・・特にベータ時代ではまだまだボーカロイドの項目などそこまで無かったし、有名実況という面も無く格差が無い実況者時代とも言えるのですが、近年では公式が取り上げたりして格差が出来始めてからこういう人が増えた、ということは少なくとも全員がワイワイニコニコしていない動画ということになってしまいます。
■ 閲覧者の目が怖い。
ここも大きく変わりました。下手な人は上げるなw実況妨害wなんて声もたまにあるんですが、ニコニコ動画って大抵そんなものですよ?ということです。決して下手な人ばかりという訳ではないですが、努力しないと上手くならないのにその足場を崩すようなコメントが増えた・・・となれば話は別。
動画の質ってのはそういう意味で重要で、声の綺麗さ(オタク・かっこつけ声はキモいなどの意見)やプレイスタイル(グダグダに文句を言う・神プレイktkr!って喜ぶ人)などが向上し、クリエーター奨励で同じゲームが群雄割拠すればそうなりますよって事です。
人気ゲームを同時にたくさんの人が実況していると、こういった格差が出るのが当然で、昔は絶対数が少ないという面からそういう面や批判も無かった気がします。
たとえば続編でも書くんですがマリオメーカーがランキングで一色に染まった事件ってあったらしいですね。スプラトゥーンがステマだという事件もありました。勿論ポケモンでも対戦動画が蔓延しています。つまり、質という面をこだわるしか差別化ができない位今のニコニコ動画は飽和状態で閲覧者は閲覧すればお金が入ることを知っている世代が増えて、お客様状態になっているという事です。
コミックマーケットを思い出してください。あれと同じ事がネット上で行われているんです。場所はコミケの場合ビッグサイトですが、こちらはニコニコ動画という大手サイト。
公式やそれ以外のファンもいて、同じゲームをみんな上げています。有名実況者のところには人が大勢いてコメントも溢れ面白そうです。
ですが、同じゲームだからといって何故かクオリティが低く、時間が無駄にしてしまったという残念さから暴言を吐く人もいるでしょう。実際その差も明確ですし、コメントが少ないから盛り上がりもしない・人も来ない。公式も取り上げてくれない。
格差の誕生です。
実際ニコニコ動画でもこういう事態ってのは本当にありますけどニコニコ動画って元々アングラなオタクが集うような動画が最初多かったんですが(すごく御幣がありますが、なんとなく理解してもらえると助かります。)いまや大手サイトでそういった風味が薄れたなんてのは実感しますけどね・・・その分見る人の目も大きく変わってる気がします。
敷居が下がったんですよね。
単純に。
■ お金が絡めばみんながニコニコするわけが無い。
当然ですが、金が絡むとはっきり言って万人に受けるものなんてのは絶対にできないと思ってます。
それはお金を稼いでるのがいやだ!ボランティアでやれ!という人や嫌儲(この言い方凄くきらいなんですけどね)の人も出てきますし、お金目的で始めるという人もいるでしょう。勿論悪いことではないですし、今後実況者という仕事ができるようになればそれはちゃんとした仕事です。が、ニコニコ動画の動画って仕事で出すならそれはコンテンツです。
商用としての認識が増えた以上ニコニコ動画はプロを生み出すコンテスト会場のようなもので、pixivの下手糞叩きのような風潮を生み出しているのはいうまでもありません。絶対数が多い以上、こういうのは増えて当たり前かななんて思ったり。
私自身数字を見る人なのでそう思いますが、実際ごめんなさい!再生数=面白さとは思えません。
ですが、奨励的には数字がないと駄目なんでしょ?という点は絶対に良いことは起きないでしょう人気なものに行き、不人気な物には絶対に人気になれないというサイクルは以前より強くなりました。
■ 今のも面白いよ。でも年齢的に卒業の時期は来た?
ここが一番の問題で、ニコニコ動画は何歳で卒業するコンテンツなのかというのがありません。製作者側ももう大人で、コンテンツを作ろうとする側に立ちつつある以上そういう意味では卒業という言葉はないでしょうね。
価値観の多様化という意味では否定コメントを否定するのは多少まちがってはいないんですけど投稿者の気持ちを考えてコメントするというのはなんとなく覚えておきたいことだと思います。昨今のSNSなどの誹謗中傷などは目にあまったりもするんで。
静止画とかしか昔は動画で上げられない人が多かった時代に比べて今は結構繁栄してきたんだなと実感しています。コメントが低年齢化しているとかそういう人は製作者サイドに回るかコメント職人でがんばるとかどうでしょうか。
案外今のニコニコ動画は閲覧者と成長できるコンテンツでもあります。youtuberを夢見る人と同じように、今後はこの小学生の世代が次の世代を作っていくはずです。
なのでやっぱり、そもそも最初はみんな素人だったというところから再出発出来るようなニコニコ動画でもあって欲しいと思いました。臭い話しか出来ずにすいませんwそういう人なんですw
それではノシ
【この内容に関しては結構賛否両論あるので暇があれば積極的に返信しようと思います。荒れてる内容でも一応一通りの形で返そうかななんて笑】